Bushbox XL Titanium

raindog760

2018年02月18日 09:00

 

Bushcraft Essentials Bushbox XL Titanium


ドイツ製の木質燃料ストーブ
アルコールストーブ等でも使えるチタン製の万能ストーブ
 
【Magic-Flame Next-Generationとの比較有り】
 
 
 

 
Bushcraft Essentials Bushbox XL Titanium / ブッシュボックスXLチタン

 マジックフレームはいろいろ小さくて微妙に使い勝手悪いからひと回り大きいのを購入
 チタンっすよ、チタン (*'A`*)y-°°
 総重量的にもブッシュボックスの方が100g程度軽く、 
 構造や材質的に地面養生用のステンレスプレートが必要ないのも利点
 ストーブ自体はひと回り大きくても結果的にパッキングサイズは小さくて済むのも購入動機のひとつ
 (マジックフレームはステンプレート逆さに敷かないと普通に地面焦げる
 組み立てはマジックフレーム同様に広げるだけなので5秒程度でおk



 
 収納ケースのTitanium表記はただのシール(ワラ
 けっこう頑丈そうな分厚い生地のケースに収納されてて好印象(後述の通り使わないけどw
 炭火用にオプションの火格子/グレート(Universal Grate)も購入(4枚目右端
 ケースは比較的ピッタリめだけどロストル(火格子)も収納可能


 
 組み立てはパパッと広げて終わり
 所要時間は10秒以内


 
 付属のトライベット/五徳は取付け位置変えれるので小さいシェラカップも載る
 上部以外にも側面の穴から貫通させてトランギアのアルスト固定したり、
 トライベットを本体に引っ掛けて熱くなったストーブを動かしたりすることも可能
 ちなみにトライベットはステンレスで、本体も可動部ピン類に関してはステンレス部品
 それとオプションのロストル(Universal Grate)はステンレスver.しか現時点ではない


 
 ロストルは本体の縦溝へ斜めに落として装着する感じ
 アルコールストーブ使用時は風防にもなるので便利かな?
 個人的には炭火用として購入
 熱源が近くなるので炭火使用時は使った方が無難だし熱効率も良い
 公式的にも炭火もしくはアルスト用みたいだし厚さも1mmくらいあるから炭火使用も問題ないと思う
 他にも天面にセットしてグリルとしても使用可能だけど効率はちょい悪そう


 
 重量はトライベット込み503g、ロストル込みで582g
 地面養生用のカーボンフェルトと火ばさみと100均ソフトケース込みで664g
 …なので実際の使用重量は(煤等付着してない新品状態で)664g


 
 ちなみに尼レビュー等にもあるように最初から各所に小傷あり
 けっこうな引っ掻き傷があるのは正直どうかと思うが、別に飾るわけじゃないし問題無い
 どうせ使ってるうちに傷どころか煤や灰で汚れるんだから気にする必要はないんじゃないかと



 

マジックフレームとの比較Magic-Flame Next-Generation記事

 
 ブッシュボックスXLチタン 使用時:125x125x190mm / 収納時:190x125x10mm (メーカー公称値)
 マジックフレーム 使用時:110×115×150mm / 収納時:150×115×10mm (メーカー公称値)
 ひと回りブッシュボックスの方が大きい…というかマジックフレームが中にスッポリ入るw(5枚目


 
 高さの差は40mmだけど幅は10mm程なので大差はない
 組み立ての手間は両方とも広げるだけなので簡単スピーディ
 新品時でブッシュボックスの方が少しだけクセある印象(多少歪んでる?
 マジックフレームは新品時点では引っ掛かり等なかった記憶
 まぁどのみち使用とともに歪んでくるので気にしたら負けです(ワラ
 (熱による変形や歪みはステンレスだろうがチタンだろうが避けれないので致し方無し


 
 ブッシュボックスXLチタン 582g / 664g(火ばさみとカーボンフェルト込み)
 マジックフレーム 663g / 762g(火ばさみとカーボンフェルト込み)
 前者はロストル(グレート)込みの重量
 後者は地面養生用のステンレストレーと焼き網込みの重量
 ブッシュボックスはトライベット(五徳)が優秀なので焼き網は不要 
 ステンレストレー必要有無(後述)の都合上、
 マジックフレームはストーブ自体は小さくても事実上パッキングサイズは大きくなる
 (正方形のピッタリなステンレストレーがあればもう少し小さくはなるけど


 
 写真左3枚がブッシュボックスで右端がマジックフレーム
 ロストルの下にプレートがあるブッシュボックスに対してマジックフレームは無し
 その為マジックフレームは地面への影響が大きく、
 カーボンフェルトのみでは養生しきれずに地面が焦げるのでステンレストレーを逆さにして敷く必要がある
 ブッシュボックスはロストル下にプレートがあるのでおそらくカーボンフェルトのみで問題ない
 (マジックフレームはステンレストレーを逆さにしないと熱が地面に伝わって結局焦げる





使用レポ2018/02 初使用キャンプ

 
 薪は通常30〜40cmくらいなので半分に切った上でさらに小割りにしないとダメ


 
 前面から薪を入れるにはさらに小割りに(短く)しないと入らない…というか入りきらない(画像3枚目
 トライベット(五徳)の位置でクッカーを端に寄せれば上から薪入れられる(画像4枚目


 
 炭火使用時は少ない炭でクッカーまでの距離も近いので効率良い
 それなりのグローブさえしてれば燃え残りある状態でもUniversal Grateの取付可能
 Universal Grateを取り外す際はトライベット2本で引っ掛けてずらしてやれば使用中でも外せる
 先述の通り五徳の位置(幅)を調整できるのでクッカーのサイズに影響されることなく載せれる
 画像4枚目のダッチオーブンは6.5インチ


 
 底面から以外にも前後にある焚火マークの穴からも空気入るからか、ガンガン燃えてくれる印象
 他にも側面の五徳用挿す用の穴やスリット等入ってるので空気の流入口は多いかな


 
 初使用で良い感じに焼き色付いた


 
 燃焼効率はマジックフレーム同様に良くてほとんど残らない
 灰はロストル下の灰受けプレートに溜まる


 
 当然ながら少し歪んだけど収納や組み立てには影響ないレベル
 (ウッドストーブはステンだろうがチタンだろうが熱で多少歪みます



 地面は焦げなかった(カーボンフェルト敷いて使用
 試しに下に薪を敷いて使ってみたりもしたけど短時間では問題無し
 下に小割りの薪を置いて焚火で4〜5時間ほど使用してたけど焦げなし 【2018/02/27 追記】
 構造的にも材質的にも地面への影響は皆無といって良さそう
 
 少なくともチタンverに関してはカーボンフェルト等を敷かなくても問題ないと思われる
 …けど灰は多少周囲に落ちるので敷いた方が無難だし直火禁止の場所なら敷くべき

 焚火と炭火を使用中にシフトできるのがかなり良い
 個人的に薪での調理は煤や煙や火加減的にしたくないので、
 調理時は炭で、暖を取る際は薪で焚火という使い分けができるのが素晴らしい

 前面に投入口があるから熱も伝わりやすくて暖かい印象かな?
 ただその反面クッカーへの熱効率は多少悪くなってるんだと思う
 まぁ実感できるほどでは無いし検証のしようもないので気にする必要はないかな
 それ以上に使い勝手の良さが勝るので多少熱効率悪くても構わんかと
 そもそも焚火や炭火で燃焼効率とかそこまで気にすることじゃないと思うし


 

総評

 初使用時点では今のところ不満ない
 マジックフレームとの比較でも優位性しか感じないし、
 重量や地面への影響も含めてステンレスver.よりはチタンver買った方が良いと思う(値段は高いけど
 
  ユニフレームのネイチャーストーブは組み立てが超メンドイので問題外
  底面のロストルもメッシュ状なので詰まりやすいのも難点

  VARGOのヘキサゴンウッドストーブはサイズ的に焚火向きではない
  あれってアルストの風防でしょ?w
  まぁ小枝等で遊ぶ用のウッドストーブであって薪使用には向いてないサイズ

  ユニフレームのファイアスタンドはそもそも焚火専用で調理不可
  調理するには別途トライポッドやグリルスタンド/直火台が必要

  所持してるウッドストーブ/焚火台は上記の計4点だけど総合的にも一番使い勝手良いかな
  (純粋に焚火をするだけならファイアスタンドが薪割らなくて済むので使いやすい
  (ただしファイアスタンドは地味に嵩張るのでひと回り小さいのを以前自作 【焚火台 製作記

  (ネイチャーはSとM持ってるけど組み立てが面倒すぎて結局ほとんど使ってない
  (VARGOのヘキサはアルスト風防として何度か使ったのみ 【関連記事 - 物欲のペイシェント
  


 
 ブッシュボックスXLチタンはソロキャン焚火/炭火用としてかなり優秀なんじゃないかと
 


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