ナカコーこと中村弘二の新プロジェクト
(iLL/NYANTORA/Nakamura Koji/LAMA/ex.SUPERCAR)
主要メンバーにナカコーと三嶋章義がいること以外はすべて謎に包まれたままで行われた初ライブ
(三嶋章義はアートディレクター/VJ)
会場は渋谷WWW…映画館を改装してライブハウスにした場所
そのため、フロアは段々状になっているという映画館のつくりそのまま
フロアに入るなり視界に飛び込んできたセットがなんか凄!w
ステージが中央を大きく円形に切り取られた黒いセット(左上にMECABIOtHの文字)で隠れてて、
その後ろ(大きく開いた円形の奥)に斜め(前方上部から後方下部)にスクリーンが設置されている状態
(公式サイトやフライヤーの 黒地の中央に白円 のイメージそのまま
…ってかこれ演奏してるとこ観えねぇじゃんw と思ったwww
開演時間ちょうどに照明が落ちた…
そしてステージに現れるナカコー
え?
そのままステージ中央(円形部分から見える場所)に座り、Nintendo DSくらいの小さな機材を床に置く
え?…え??
…ちょい待ち いろいろと予想外すぎて混乱w
こっちのそんな困惑も当然お構いなく、スクリーンに映し出される映像と流れ始める音楽
お… おう そういう感じか…… と、必死に状況理解に努めるwww
MECABIOtHのライブは…
三嶋章義によるVJ - 映像
ナカコーによる小型シンセ - 演奏
スクリーンの映像と、それに合わせるように演奏される音
サウンド的にはエレクトロニカ
でも… シネマティックなサウンドというか、サントラみたいな感じが主体
1曲1曲がまるでショートムービーを観てるような感覚
ナカコーが使用していた機材はTEENAGE ENGINEERINGのOP-1(小型シンセ)
(…だと思う。ぶっちゃけその手の機材にあまり詳しくないのでw
ステージ中央で横向きに胡坐をかいて座り、時折スクリーンの映像を確認しながら、OP-1を操作する…
その背後には前述の通り斜めに設置されたスクリーンがあり、いろいろな映像が映し出される
内容は自然界の映像やモノが多かった… 幾何学模様や光だけのものもあった
(とくに水関係…水滴や水面、他にも鳥や空や海が頻繁に出てきてた印象
中でも、後半に演奏された曲の 水の中から空飛ぶ鳥を見てるような映像が凄く良かった
ちなみに…終盤、なぜか突然土偶の映像がw
そしてそこから土器の映像と名称がひたすら流れ続けるというカオスな楽曲がありました(ワラ
(意図は不明だけど、終演後のナカコーのtwitter見てたらなんらかの意味はあったっぽい?w
スクリーンの映像…
斜めに設置されてるため、スクリーンの設置方法的にステージ上が三角形になる
(手前と床面が平面で、天井部から後方にかけてが斜面)
そのため、床面にも映像が映り込む…
奥側に斜めなスクリーンと床面に映る映像が立体的な視覚効果を生んでて、凄く良かった
(床面も含めてステージセットだったみたい… 映像が反射するように
(翌日に違うバンドのライブでWWWにもう1回行ったけど、MECABIOtHの時とステージの床が違った
終盤…
曲が終わり、ノイズを残してナカコーがステージから立ち去る…
終わりかと思いきや、セットの円形部分に浮かび上がる円環の光
それが少しずつ変化し、スクリーンに映り込み、再び曲が始まった
ナカコーが先ほどと同じ状態で今度はスクリーンに映し出された…
そして その映像が徐々にノイズを帯びつつ回転を始める……
さらに 遠くから徐々に水音が聞こえ始めた
ナカコーの映像に揺れる水の映像が重なり、最後は水面の中に消えていった
再びナカコーがステージ上に現れて、再び 音×映像 での演奏開始
最後は無言でお辞儀をしながら立ち去っていく…
終了を告げるフロア照明がつき、観客から拍手が起こり、そして驚嘆の声
初ライブ… 90分のロングセット
音×映像 の素晴らしいライブでした(人'ω'*)
MECABIOtH@渋谷WWW
いろいろと予想外すぎた… けど、めちゃくちゃ良かった!
使用機材はTEENAGE ENGINEERINGのOP-1(小型シンセ)だけということにまず驚いた
そしてステージ上にはナカコーのみ
音・ビジュアル・空間・光
すべてにおいて衝撃的で、視覚と聴覚で楽しめた良いライブだった
これはむしろナカコーがステージに現れることなく演奏してもいいんじゃないかとも少し思った
まぁライブとして成り立つかどうかは別だがw
賛否両論になりそうな異色ユニット
個人的にはもの凄く刺激を受けたし、また観たい
まるで映画を観たかのような感覚になるMECABIOtHのライブ
ステージセット的に会場がかなり限定されてしまう気がするので、
次回公演においては… 興味があって、なおかつ行ける人は行っておいたほうがいいと思います
おそらく今後も地方公演はないんじゃないかと…(アセ
WWWは フロア床面と壁がコンクリ打ちっぱなしで、音はどうなんだろう…
…という不安があったけど、サウンド面での文句はなく、むしろ良かったと思う
ライブハウスとしては映画館を改装した造りのため、個人的にはちょっと微妙…
今回のように着席状態でのライブなら段々状のフロアなので、ステージも観やすくていい
会場自体の構造的にはドリンクコーナーもトイレも2カ所でラウンジも一応2カ所なのでいいかな
ロッカー(小型-300円)も100個くらいあるし、入場の段取りとかも悪くはなかった印象
アーティスト次第だとは思うけど、ロック系や満員になるバンドはあまり観たくないハコかも…
まぁ状況次第ではロック系のアーティストでも観に行くことになるけどな!w
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